『眠っている力を目覚めさせる最短法則』を読んだ
- 作者: 荘司雅彦
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2009/05/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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荘司氏の既刊全てを読んだわけではないが、これは彼の現時点での最高傑作だろう。荘司氏自身、多読家であり本を「使い倒す」タイプであることから、本書も読者が「使いやすい」構成になっている。
1つのトピックにつき見開き2ページ、という構成で、文章は右ページだけ、左ページは図のみ。それでいて要点は過不足なくまとまっているため、かなりのスピードで読むことができる。目次を読んで興味があるとこだけつまみ食いするもよし、図解を中心に見て、気になったところだけ文章を読むもよし、10分程度の読書でも、「斜め読み」とは到底呼べない、十分な読後感を得ることができる。
中身は今までの荘司氏が著書で述べてきたことのエッセンスを抽出したものなので、荘司氏のファンにとっては、得るところの少ない本かもしれない。ただ、そういう人にとっても、高速で復習可能な本書は使いでのある本だ。
以下、自分用メモ。
・長期目標を細分化しろ(p.24 同趣旨を述べている本として、藤沢晃治『夢を実現する技術』)
・三日坊主を防ぐ4つの方法:最初のハードルは低く、すぐできるようにスタンバイしておく、成果を可視化する、成果の法則を知る(p.28 成果の法則の理論的裏付けは池谷裕二, 糸井重里『海馬』などを参照)
・マーキングは不要な部分を削るためにある;マーキングされてない部分は二度と読まない(p.58)
・こまめに「ご褒美」を用意しよう(p.75)